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Mac mini スパルタン化計画~第2回~マワレカタイエンバン

Spartan mini or Not ! Vol.002

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2回目のお題は、いわずもがなのハードディスク。(普通ですみません)
小さなデスクトップマシンMac miniにおいても 現代のパソコンである以上はハードディスクドライブ(HDD)は中に入っている。(いつかはHDDが無くなってメモリディスクとかになるのだろうか?)ただし、Mac miniはその小ささ故に筐体内部も非常にタイト。Mac miniのハードディスクがデスクトップパソコンで標準的に採用されている3.5インチドライブではなく、ノートPCで採用されている2.5インチドライブが搭載されたのもMac miniの中身を見ればおのずとうなずける。

3.5インチドライブと2.5インチドライブの違いをおおまかに対比してみるとこんな感じである。

容積 データ 速度 重量 静音声 価格
3.5インチHDD 大きい 大容量 速い 重い うるさい 安い
2.5インチHDD 小さい 小容量 遅い 軽い 静か 高い

 

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これまで2.5インチドライブは書き込めるデータ容量が少ないのとコスト高が影響してデスクトップマシンでの採用は敬遠されていたのだが、技術の発展により記録面密度が向上した今では容量はアップし価格はダウン。40GB以上のディスクが価格的にこなれてきたからこそMac miniが登場することができたといっても過言ではない。

Mac miniの標準のハードディスクは1.25Ghzモデルが40GB、1.42Ghzモデルが80GBである。40GBあれば通常利用においてはまぁ許せる容量。80GBあればたいていの事で困る事はないであろう。単に容量が少ないという事であれば外付けHDDを付け足してもよい。(miniの近くに3.5インチドライブの外付けHDDは外観的にマッチしにくいが)
だが、スパルタンなminiを実践するにあたっては話は違う。標準ドライブではどうにも不満が鬱積してきてしょうがない。(改造好きのあなたもそのはず!)問題は容量よりもHDDの回転速度なのである。
1.42Ghzモデル標準のハードディスクは80GBの容量があり2.5インチドライブの中では比較的高容量タイプ。しかし、回転数が4200回転であるため、PowerMacやiMacと比べると操作上のモッサり感がぬぐえない。デスクトップマシンなんだけどいわゆるノートPCの操作感である。
これはOSXがハードディスク上の仮想メモリに対して頻繁にアクセスを行うからであり、遅いHDDだといくらCPUが速く、メモリーが多くてもパフォーマンスが著しく落ちてしまうのである。

 

ちょっと前置きが長かったがMac miniでもハードディスクの高速化は大いに効果があるはず!と思い、今回は回転速度の違う3種類の2.5インチドライブを実際に取り付けてテストしてみた。

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Seagate Momentus 4200.2 (4200回転 80GB ) Seagate Momentus 5400.2 (5400回転 100GB) Hitach Travelstar 7K60 (7200回転 60GB)

*Seagate Momentus 4200.2 はMac mini 1.42Ghzモデルに搭載されていた。

Xbenchの結果はこんな感じ。
(何度かやって良い値をセレクト)

score Sequential Random
Momentus 4200.2 52.43 51.95 53.43
Momentus 5400.2 82.75 95.44 73.04
Travelstar 7K60 88.41 95.60 82.23

ベンチマーク上でも現れているように4200回転から5400回転以上のディスクに交換した影響は非常に大きい。実際の使用感でも明らかにアプリケージョンの立ち上がり、ファインダーの操作感が向上し、モッサり感はかなり払拭される。
5400回転と7200回転との差はベンチマークではそれほど大きくないが、実使用感において7200回転のドライブは3.5インチドライブでの操作感に匹敵するほどキビキビとした動きになる。普段自宅で使っているCube+sonnet1.7Ghzと比べてもあまり差は感じなくなった。(ランダムリード・ライトの向上が効いているようである)
パフォーマンスが向上するなら熱烈歓迎即交換!といきたいところだが、回転速度が上がれば気になってくるのが発熱である。いくら速くてもディスクが熱々になってシステムがクラッシュしては話にならない。ここは用心深くMac mini搭載時のハードディスク表面温度も測定してみた。

Momentus 4200.2 33℃~36℃
Momentus 5400.2 36℃~40℃
Travelstar 7K60 37℃~40℃

※いずれもMail,Safari,iTunesを通常操作で1時間使った状況。
※ハードディスクの表面温度を温度センサーで直接測定。(室温は24℃~26℃)

回転数が上がることにより大きな温度上昇があるのではと予想していたが、意外にも4200回転と7200回転との温度差は4℃程度。ファン音も大きくなった印象は無く、Mac miniの冷却システムが優れている事を証明している。

こうなれば使用するドライブは決まったも同然。速度と容量のバランス的には断然Seagate Momentus 5400.2がすばらしいのは承知であるが、スパルタン Mac miniはもちろんTravelstar 7K60 で行く! 速いのはやはりステキなのだ。

次回へ続く

 

VintageComputerさんでは今回紹介した2.5インチドライブ(Momentus 5400.2 ,Travelstar 7K60 ともに)販売中です。HDD交換も正直効果デカいです。