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Cube最強GB搭載計画 ~フォースの加護があらんことを~

Road to Massimo Cube Vol.003

Geforce2MXの冷却に成功して2週間、安心の日々を送る毎日。なんの不安もない。3Dグリグリのゲームをするわけでもないし性能も十分、 モウマンタイである。私はこれで十分なんだ。ウム納得。

が、しかし。心の奥底では「MX2はマッシモではない!」というもう一人の私の叫びが日々増徴。食事中、歩行中、放尿中、授乳中(ウソ)何時いかなる時でもその言葉は私の脳裏をかすめるのであった。これではいかん。日常生活に支障をきたす。なんとかせねば。でも、どうすれば!そんなうちひしがれる私にスチーブ君はやさしくささやいた。

「ジーフォーススリーイキマショウ。ショチョウ。」

うっ、Geforce3。一度は あまりの熱とファンのうるささに白旗を揚げざるを得ななかったCube最強のGB。それに再挑戦しろと言うのか。

「ニホンジン、イクジナイネ。」

むむぅ。聞き捨てならんぞそのセリフ。実は君にそう言われると思って、私の右後ろポッケにはGeforce3が入っているのだ!ヤマト魂見せてやる!

 

■Step 1

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CubeにGeforce3を取り付けて状況確認をしたところ、熱はやっぱりハンパじゃない。グラフィックボード室内は70℃を軽く超えてくる。まさにあれ馬のごとく。ファンノイズも高回転で思いっきり耳につき不快極まりない。(ファンの空気流入スペースが狭いことでよりいっそう音が増している)ためしにファンを7V(ディフォルト12V)で回してみたが、ノイズは幾分和らぐものの、発熱がさらに増してOUT。これは冷却システムを1から考え直さなくてはならないと再認識。

ファンはできるだけ静かで低回転にしながら放熱効果を高めるという矛盾した難題。先ずはコアチップの放熱面積を最大限に広げることを考える。そしてWEBをブラウジングし続けて見つけたのがこれ。

ZALMAN VGA Heatpipe Cooler

ヒートパイプでグラフィックボード裏面のヒートシンクにも熱を逃がすというナイスな冷却アイテムである。大きい方(ZM80-HP)と小さい方(ZM50-HP)があるのだが、ZM80-HPは明らかにCubeの筐体には収まりそうにないので、ZM50-HPをセレクト。本来はGeforce2MX,4MX,Radeon7500用のものだがおそらく取り付け可能だろう。これならいける!さっそく取り寄せ、取り付け開始!

 

■Step 2

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ヒートシンクには取り付けマニュアルもついていてなかなか親切である。 Geforce3のファンを取り外し、組み立てようとしたところすぐに問題発生。Geforce3のメモリヒートシンクの突起が邪魔でヒートパイプが取り付けられない。しかも、ヒートパイプの折り返し部分が出っ張り、Cubeの筐体につっかえてしまう。

むぅ。暫し悩んだ後、Geforce3を加工することにした。しかしこれでもう後には引けないぞ!

 

■Step 3

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本来はヒートシンクの大きい方がGBの裏にあたるのだが、ロジックボード部の突起が接触するので表裏を反対にしてGeforce3へ取り付ける。ヒートシンクだけではGeforce3の熱を抑えることはできないと考え、裏面に金属製5V小型横吹きファンを取り付け。(風向きは上に)電源はJ2コネクタから取り、静音化する。(3.3Vなので回転数がさがる)外気の取り入れの為にモデムモジュールは取り外してあるので、ファンのスペースは確保済み。(モデムモジュールを取り外すことで筐体下部に通風口が空く)さらに通気性を上げるためにグラフィックボードのブラケットは外しておく。(空気の流入を増やし、Cubeの煙突効果を促進させる)

 

■Step 4

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準備万全ということになり、いざ取り付けようとするが、どうもうまく収まらない。グラフィックボードが少し浮き上がるのである。原因を確かめる為に横の電源ボードを外して側面から見ると、下部のヒートパイプがモデムモジュールの コネクタに、ヒートシンクがロジックボードのコンデンサに干渉しているようだ。

ここで再び悩むがすっかり押せ押せムード。モデムモジュールコネクタは取り去り(正確にはもぎとった・・・)、ヒートシンク接触部は削ることにした。ヤマト魂。

 

■Step 5

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両面ヒートシンク付Geforce3がキレイに収まったところで一工夫する。放熱面をさらに広げるために表面のヒートシンクにHDD用のアルミステイを取り付ける。熱はCube下部フレームに伝導するようにする。(下部フレームは空気の取り入れ口なので風が良くあたる)さらにビデオメモリの熱はCube上部フレームに伝導するようにする。(PCIスロットのブラケットを加工利用)

 

■Step 6

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筐体をケースに収めて電源オン。どきどきしながら温度計を眺める。iTunesでMP3を聞きながらWEBブラウジングして負荷をかける。温度計の値は徐々に上昇していく。30分を経過したところで、値は安定した。59.5℃。大成功である。この値はGeforce2MXのノンファンより低く、Rage128と同等の温度である。最もうれしいことにはGBに取り付けたファンの音もほとんど聞こえてこない。(Geforce3のディフォルトファンとは雲泥の差)

wisdom and courage

 

■Extra

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後日、さらに冷却を高める為に2本のヒートパイプを追加し、熱をCPUヒートシンク及び中央フレームへ伝導させるようにした。ヒートパイプ固定には熱伝導ゲルシートと銅箔テープを使用。(CPUヒートシンクに熱が移動するので、内蔵ファンは必須です)また、HDDアルミステイは上部フレームに熱伝導するようにスライドした。この改造でグラフィックボード室内は52℃まで低下した。

注意:
この改造はグラフィックボードを一部切り取るという危険な行為を伴います。Geforce3が故障しても当方は一切責任を負えませんのでご了承ください。また、モデムポートを取り去らずにZALMANヒートシンクを装着すると、ショートし、発煙する可能性がありますので十分注意してください。

 

■所長の総評

CubeにGeforce3を搭載して、この静粛さと低熱化(Geforce3にしては)は我ながら快挙ではないかと思う。もちろんこの結果はCubeの素晴らしい空冷システムがあったからこそである。ますますCubeの魅力 にハマってしまった。

しかしながらこれだけ苦労したにもかかわらず、ファインダーなどの通常の操作には効果をは感じられない。ベンチマークの結果も芳しくない。PostPetベンチなどはRage128にも負けてしまう始末。どうなってんだろう?ただ、1つだけいいことは Geforde3はMX2よりも幾分発色が良く、描写も細かいことである。(薄靄が晴れたような感じがする)

今後CPUのアップグレード、ドライバの改善でさらなる速度アップを期待したいものである。高速Radeon系カードも着けてみたいなぁ・・・

※Mac上でGeforce3の性能が生きないのはAGPの速度よりもドライバによるところが大きいそうです。ご指摘ありがとうございました。