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プチ・オールドなPowerMacをファイルサーバーに!~第3回~ つながってみんなしあわせ

Return of the“Petit-Old Mac” Vol.003

~サーバー/クライアント設定~

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  今回はファイルサーバーとして運用するための基本的なネットワーク設定と接続するクライアントパソコンの設定を施して行きます。

まず、設定するにあたってネットワークとファイルサーバーの基本情報を把握しておきましょう。

・コンピューター名

システム環境設定を開き「共有」の項目をクリックします。
開いたら先ずは一番上のボックス内のコンピュータ名を確認します。
表示されている名前が他のパソコンから見た時のコンピューター名になります。
コンピューター名は何でも良いですが識別しやすいものにしておきましょう。
(ここでの例ではspfsとしておきます)

・ネットワークアドレス

ネットワークアドレスについて詳細を述べると非常に長くなってしまうので割愛させていただきます・・
通常は購入したブロードバンドルータに設定した(あるいは予め設定されていた)値が共有サービスで適用されるネットワークアドレスとなります。(ルーターにDHCP機能が搭載されている場合)
たいていの市販のルーターは192.168.0.~が初期値となっているようです。

・ルーター(ディフォルトゲートウェイ)のIPアドレス

市販のブロードバンドルーター等は192.168.0.1が初期値となっているようですが、ルーターのマニュアルか管理画面で確認してください。
ここの例では192.168.0.1とします。

・ファイルサーバーのIPアドレス、ネットワーク設定

サーバーのIPアドレスが変わってしまってはサービスに混乱をきたしてしまいますので、IPアドレスは固定しておきましょう。
(サーバーのIPアドレスは何かと必要になるので把握しておいてください)
システム環境設定を開き、「ネットワーク」の項目をクリックします。

  1. 上段にある「表示」項目を「内蔵 Ethernet」に合わせます。
  2. 「TCP/IP」を選択し、IPv4の設定を「手入力」にします。
  3. 「IPアドレス」を任意のIPアドレスに設定します。ここの例では192.168.0.10とします。
  4. 「サブネットマスク」を 255.255.255.0と入力します。
  5. 「ルーター」をルーターのIPアドレスを入力します。ここの例では192.168.0.1とします。
  6. 「DNSサーバー」をルーターのIPアドレスを入力します。ここの例では192.168.0.1とします。

・ユーザーアカウント

クライアント(接続するコンピュータ)ごとにユーザーアカウントを設定する方法もありますが、家庭、小規模オフィスで手軽に運用するという趣旨に従い、同じアカウントで各クライアントからサーバーに接続する方法を取ります。
ここの例ではサーバーに設定したアカウント(shareuser)をユーザーアカウントとして利用します。(パスワードも共有することになります)

・共有フォルダ

各クライアントが接続した時に、基本となる共有フォルダを決めておきましょう。
ファイルやフォルダを作った場合はそのフォルダに保存して運用します。
ここの例ではサーバーで設定したアカウント(shareuser)のユーザーフォルダ内のパブリック(Public)フォルダを基本となる共有フォルダとします。

 
■共有設定

初期の目的ですので、これを行わないとお話になりません。と言っても、MacOSXでは共有サービスを手軽に開始できるのですごく簡単です。

  1. システム環境設定を開き「共有」の項目をクリックします。(ここで共有に関する設定ができます)
  2. ウィンドウの中段にある「サービス」ボタンをクリックします。
  3. リストの中から利用するサービスを選択し、右側にある「開始」をクリックします。
    サービスが開始されるとチェックボックスにチェックが入ります。
    ここで開始したサービスは停止にしない限り、マシンを再起動しても自動的に開始されます。
    ネットワーク内にMacしかない場合は「パーソナルファイル共有」のみをサービス開始にします。
    Mac&Windowsが混在する環境であれば「パーソナルファイル共有」と「Windows共有」をサービス開始にします。

たったこれだけで、MacとWindowsに対応したファイル共有サービスができてしまうOSXってすごいなぁとあらためて思ってしまいます。

 
■クライアント設定

サーバーという親分だけがいても、共有サービスにはなりません。接続側のクライアントの設定を行いましょう。
*上記は接続する各クライアントがネットワークに接続され、IPアドレスが取得されている事が前提です。

・Macがクライアント(OSX)の場合
  1. ファインダーのメニューバーから「移動」を選択し、サーバーへ接続を選択します。
    (コマンド+K のショートカットキーでも同じ操作になります)
  2. ウィンドウが開いたら、サーバーアドレスにサーバーのIPアドレス(ここの例では192.168.0.10)を入力し、接続ボタンを押します。
  3. 登録ユーザを選択し、名前,shareuser,パスワード(サーバーの管理者パスワード)を入力し、接続します。ここでパスワードをキーチェインに保存しておくと次回からはパスワードの入力が省略されます。
    次にマウントするボリュームを選択し(ここの例ではShareuser)OKボタンを押します。
    デスクトップにネットワークボリュームが表示され、Shareuser内のネットワークフォルダが開けば接続は完了です。

ここで開いたフォルダ内のパブリック(Public)フォルダをドックあるいはサイドバーに登録しておくことをおすすめします。(フォルダをドックorサイドバーにドラッグすると登録されます)クライアントのMacを再起動した後でも登録したフォルダをクリックするだけでサーバーへの接続が完了してかなり便利です。

・Windows(XP)がクライアントの場合
  1. 「スタート」から「マイネットワーク」を開きます。
    サイドバー上段にあるネットワークタスクから「ネットワークプレースを追加する」をクリックします。
  2. ネットワークプレースの追加ウィザードが開始されますので、「次へ」をクリックします。
  3. サービスプロバイダ欄の「別のネットワークの場所を選択」を選択し、「次へ」をクリックします。
  4. インターネットまたはネットワークのアドレスの欄に「¥¥コンピューター名¥ボリューム名¥共有フォルダ名」を入力します。
    ここの例では ¥¥spfs¥shareuser¥public と入力します。
    「次へ」をクリックします。
    ファイルサーバーへログインするためにユーザー名と、パスワードを要求されますので入力します。ユーザー名はファイルサーバーで設定したユーザーアカウントです。(ここの例ではshareuser)
    ここでパスワードは保存しておくと次回接続時から入力が省略できます
  5. 「このネットワークプレースの名前を入力してください」の欄には共有フォルダ名(ここではPublic)が表示されるので、そのまま「次へ」をクリックします。
  6. 完了をクリックし、共有フォルダ(ファイルサーバーのpublicフォルダ)が開けば接続は完了です。
    ここで設定した共有フォルダは「マイネットワーク」に登録されます。

「マイネットワーク」に登録されたフォルダPublic)はネットワークドライブとして割り当てておくとマイコンピューターからもアクセスできて便利です。

・ネットワークドライブの設定方法
  1. 「マイネットワーク」を開き、共有フォルダ(ファイルサーバーのpublicフォルダ)を選択します。
  2. ウィンドウ上のツールバーからツール→ネットワークドライブの割り当てを選択します。
  3. ドライブの項目を任意のドライブ文字から選択します。(例:Nドライブ)
  4. フォルダの項目に「¥¥コンピューター名¥ボリューム名¥共有フォルダ名」を入力します。 ここの例では ¥¥spfs¥shareuser¥public と入力します。
    モバイル環境で使用しないコンピューターであれば「ログオン時に再接続する」にチェックをいれましょう。
  5. 「完了」をクリックします。 マイコンピュータを開くと共有フォルダはネットワークドライブ(ここではNドライブ)として利用できます。

バックアップの設定方法については第4回に続きます!