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プチ・オールドなPowerMacをファイルサーバーに!~第2回~ 2人で1人レイドワン!

Return of the“Petit-Old Mac” Vol.002

~導入編~

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  さて、今回はハードウェアの取り付け、OSインストールなどの具体的な導入過程をマニュアル形式で綴っていくことにします。
  手順はPowerMacG3(B&W)をもとにします。

用意する備品:IDEケーブル(スリムケーブル推奨)、ハードディスク固定用のインチネジ(ハードディスク2個分 PCショップで購入可能)

■メモリ

  メモリの交換・増設についてはだいたいの人がわかるのではないかと思いますので割愛しますが、取り付け時にはメモリのスロットの向きと静電気には要注意ですね。特に冬場は乾燥していて静電気が帯電しやすいですので、パーツに触れる前には放電を忘れないようにしましょう。(知人でメモリ交換の際にパンツ1丁にまでなった人がいますがそこまでしなくてもたぶん大丈夫だと思います・・・)

■ハードディスク その1

  今回はSeagate社のBarracuda7200.7(120GB)を3つ用意しました。
構成は120GB2個をRAID1ミラーリングして起動/共有ドライブとし、もう1つの120GBハードディスクをバックアップに使用します。
まずは既存のハードディスクを外しましょう。手順は下記の通り。

Step 1

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G3の側面ハッチを空けて筐体下後部(もとのハードディスクの右横)のネジ(一個)外します。(赤丸部)

Step 2

ネジを外すと留め金が外れるようになります。(上にずらすと外れます)

Step 3

ハードディスクが固定されているマウンタは右にずらして上にあげる動作で外します。(PowerMacG4ではハードディスク個々に固定されています)

Step 4

マウンタを外し、固定されているもとのドライブを外します。(ネジ4点)

Step 5

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用意したハードディスクのうち2個をマウンタに取付けます。
取り付けの前にはIDEの設定をマスターとスレーブに振り分けるのを忘れないようにしましょう。
マスター、スレーブのジャンパピン設定方法はハードディスクメーカーによってことなります。
たいていの場合はハードディスクの表面に記載されているのでよく確認しましょう。

Step 6

1~4までの逆の手順でハードディスクマウンタを戻します。

Step 7

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元のIDEケーブルではハードディスクを2個つなげませんので、新たに2個つなげられるケーブルを用意します。IDEケーブルはなるべく細めのスリムケーブルを使用した方が取り付けがスムーズです。(ケーブルが太いと側面のハッチが閉まりにくくなったりします)

Step 8

IDEケーブルの接続をよく確認し、ハードディスクに電源ケーブルをつなぎます。

■光学ドライブ+ハードディスクその2

  光学ドライブの交換とバックアップ用のハードディスクを取付けを行います。
メディアによるバックアップが必要ない場合は光学ドライブの交換は不要です。
(OS10.4 TigerをインストールするにはDVD-ROMが必要です)

Step 1

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筐体内部手前部中央(ハッチを開いて左側)にある爪2点(青色)を引き起こして光学ドライブの前面パネルを外します。動作的には爪を押して、パネルを前面から引っ張る感じです。

Step 2

パネルを外した後で前面にある2点のネジを外します。

Step 3

光学ドライブのマウンタを筐体内部から外(筐体前面)に押し出します。この時IDE、電源ケーブル類も外します。

Step 4

光学ドライブをマウンタごと引き出します。

Step 5

元の光学ドライブを外します。(ネジ止めを外してから)

Step 6

取付ける光学ドライブとハードディスクのIDE設定を行います。今回は光学ドライブをマスター、ハードディスクをスレーブに設定しました。
(設定方法はドライブのマニュアルかドライブの表面を参考にしてください)

Step 7

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マウンタの上段(5インチベイ)に光学ドライブ、下段(3.5インチベイ)に取付けます。
ハードディスクは4点で固定できないので後部のネジ位置を合わせて、2点で固定します。

Step 8

1~4の逆の手順で元に戻します。ハードディスクのIDE接続が奥に入り込んでいて、少しやりにくいですが、IDEケーブル、電源ケーブルともに、しっかりと接続してください。

■OSのインストール

  ハードウェアの取り付けが無事終了したら、OSをインストールします。
ハードディスクは購入したばかりのものなので最初にパーティション、RAID(レイド)の設定を行います。
今回はミラーリングに設定します。ミラーリングRAIDを簡単に説明すると、2つのハードディスクを1つのディスクとして認識させ、常に2つのディスクが同じ状態になります。そうする事でたとえ2つのうち1つのディスクが故障しても、もう1つのディスクで稼動が可能になります。

Step 1

OSXインストールディスクから起動した後、ディスクユーティリティーを起動する。

Step 2

表示されたハードディスクのうち一番上のディスク(接続IDデバイス0)を選択して、右側画面のRAIDのタブをクリックします。

Step 3

RAIDセット名を入力します。何でも良いですがここではShareと入力。

Step 4

ボリュームフォーマットを 「MacOS拡張(ジャーナリング)」に指定し、RAIDのタイプは「ミラーリングされたRAIDセット」を指定する。

Step 5

下段のウィンドウ下のプラスボタンを押すと、リストボックスにRAIDセットのアイコンができます。

Step 6

オプションを選択し、 RAIDミラーの自動再構築にチェックを入れます。

Step 7

左側のハードディスクリストの上から2つのハードディスク(接続ID デバイス0、デバイス1)を先ほどのレイドリストボックスにドラッグします。

Step 8

作成ボタンをクリックするとRAIDセットが作成されます。

Step 9

バックアップ用のボリューム(ハードディスクリストの再下段)もここでフォーマットしておきます。ボリューム名はここではBackup、フォーマットはMacOS拡張(ジャーナリング)に指定します。(RAID設定ではなく通常のフォーマット)

Step 10

ディスクユーティリティーを終了します。

Step 11

OSXのインストールを続け、インストール先のディスクにはRAIDフォーマットされたディスク(Share)を指定します。インストール時の設定で不要なプリンタドライバ、言語設定は外しておくとディスクスペースを若干稼ぐ事ができます。

Step 12

OSのインストールを完了させ、再起動した後で各種初期設定を行います。ユーザー名は任意で指定してください。(ここではshareuserをユーザー名にしています)

 

サーバー/クライアント設定については第3回に続きます!