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PowerMacG4 (AGP) 水冷&超静音化 Part2

Others Vol.006

前回のPowerMacG4 (AGP) 水冷&超静音化レビューをご覧いただいた群馬県のipenさまより、G4で音楽鑑賞と朗読の録音を静かな環境で行いたいというご要望で、水冷&超静音化のご依頼をいただきました。
CPU、HDD、グラフィックボードをアップグレードしたものの、マシンの騒音が大きくてお困りとのこと。
同じく二階堂を愛する者としても、それは是非ともやらせていただきます。徹底的にポリタンG4君を静かにしてみせます!

 

■Step 1

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ご相談を受けてマシン構成を確認させていただくと、G4 1.4Ghz(Gigadesigns)+Geforce4Tiというなかなかのスペック。ただし、起動確認を行ってみるとなるほど結構な騒音ぶり。iPenさまが録音作業時に気になってしまうのも納得である。(ほとんどが筐体内のファン音である)
静音化、水冷化についてはノウハウを活かして前回と同じ構成にすることにしたのだが、CPUがGigadesigns G-celeratorなのでspirica謹製水冷アダプタ( WCA-01)を使うことがこできない。CPUに元々ついていたヒートシンクのアダプタでも高さが合わないため、今回は特別にGigadesigns用の水冷ヘッド固定アダプタを作ることにした。

innovatekのXX-flowもCPUカード上の部品に干渉すること無く計ったようにきれいに収まり、ひとまずの準備はOKである。(実際はアダプタ作るのにちょっと時間かかってます)

 

■Step 2

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CPUヘッドのアダプタ以外は、G4内部には前回と同じ作業を施すことにする。
1. PowerMacの電源をPC用の静音ATX電源(TOP-370XP)と交換。
2. 筐体内部の12cm角ファンを取り外す。
3. グラフィックボード上のファン付きヒートシンクを取り外して水冷ヘッドを取り付ける。(Koolance社のGPU-180-H06を使用)
※ホース径の変換については前回レビューを参照してください。

ラジエターはもちろん、圧倒的な冷却性と静音性を誇る、Reserator1(Zalman)を導入。

 

■Step 3

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同じことばかりでは人間進歩がないので今回はちょっと便利なアイテムを利用してみる。水冷化するにあたってちょっと面倒なのが導入後のメンテナンス。
冷却液自体はクーラントを混入させれば数年は全交換する必要は無いのであるが、今後水冷ヘッドを交換したり、PowerMacを移動させたりする場合に外付けのラジエターがつながれたままだと不自由を強いられることになる。
そんなすきま問題を解消してくれるのがCPUクイックカップリング(CPCカップリング PLCシリーズ)である。

このアイテムは冷却液がすでにシステムに導通している状態でもワンタッチでホースを脱着することができるのである。(※1)
ちょっとしたことなのだけどこれがあると無いとでは水冷システムを長期的に運用するのに利便性が大きく違ってくる。
値段はそれなりにする(6,500円ぐらい)のだけどもこれから水冷導入を考えている人には是非とも利用をおススメする。

 

■Step 4

取り付け作業をすべて済ませ、ラジエターに冷却液を入れて指差し確認。電源連動タップにG4とReserator1を接続して電源ON。
わかっていはいるものも、ほぼ無音とも言える凄まじい静寂性には毎度驚かされてしまう。本当に静か。(すぎる)

PCを含めてコンピューターというものはそれなりの騒音がしてあたりまえとまかり通っている世に対するレジスタンス的Powermacがまたひとつ増えた。と一人しょうもないことを考えてほくそ笑み、iPenさまに早く驚いていただくべく、返送手続きをすすめるのであった。

 

 

(※1)クイックカップリングを外す際には弁間の冷却液が少量こぼれるので、布等を敷いて作業するようにしてください。また、ホースにはテープ等で水流のIN,OUTがわかる目印を付けておくと再度取り付ける時に迷わなくてすみます。


iPen@前橋市さまより水冷&超静音化のご感想をいただきました!

 

■水冷&超静音化の感想
タイトル 静かな感動「Mac LIFE」
評価 ★★★★★

「掛時計の秒針が、ウルサイ」。こんな、うれしい誤算がありました。
Power Mac G4(以下、G4)の体内に、水が流れているなんて、なんか生き物みたいでワクワクします。
ZALMANの青いReserator1の実物を初めて見たときには、おもわず「ワハハ」と笑いがこみあげました。これ、インパクト、大です。
spiricaで改造手術を受けたG4に、ZALMANをジョイントし、いよいよパワーON。「あれれ、電源ファン、故障してるよ~」。‥‥静かすぎて、勘違いしたのです。
また、水冷システムの作動音は、G4に耳を近づけるまでわかりません。
今までは、熱対策にサイドスリッターを使い、G4はすき間だらけでした。つまり、騒音まき散らし状態。
これで、Rolandのモニタースピーカーを鳴らしていたのですから、喜劇でした。
ドイツ製の水冷ヘッドと韓国製のZALMANを身につけ、貴公子に変身したG4。もう、「Gヨン様!」と称賛の拍手をおくるしかありません。

 

 

※spiricaではPowerMacG4の静音化、水冷化作業を承っております。(東京近辺の方であれば出張も承ります)ご希望の方はお問い合わせくださいませ。