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夏休み企画!!PowerMac水冷化のまとめ

Others Vol.009

残暑厳しい日が続いておりますが、みなさまのMacの調子はいかがですか?
CPUをアップグレードしたものの、Macのうだる発熱、うなる騒音に悩まされたりしてはいないでしょうか。spiricaではCPUアップグレードによるPowerMacの発熱と騒音に対する抜本的な解決策として水冷による冷却を提唱し、数々のご依頼とご好評をいただいております。
今回はその作業のなかから、いくつかかいつまんで紹介させていただきます。みなさまのPowerMacの水冷化の参考にしていただければ幸いです。

 

■Case 1

Model PowerMacG4 MDD 1.25Ghz (シングルCPU)
CPU Apple純正 1.25Ghz
GPU Geforce4Ti

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PowerMacG4 MDDを徹底的に静かに使用したいということでご依頼を受けました。圧倒的な静音性を実現するためにラジエターはファンレスのAQUA BOX AB-01を採用し、CPUとGeforce4Tiの発熱部は水冷ヘッドによる冷却を行いました。

 

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MDDのCPUカードはG4の中でも特殊な形状をしています。spiricaで提供中の水冷アダプタも適用できないので、Cube用の拡張ヒートプレートを流用して特別にプレートを製作しました。プレートの固定には円筒形の金具とステーが必要になります。(筐体とプレートを繋げて固定します。東急ハンズ等で購入可能です。)

 

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MDDのCPU周りはスペース的に余裕があるためAQUA BOX AB-01に付属のCPU水冷ヘッドが利用可能です。(別途水冷ヘッドを買わなくても良いのでお得です。)
Geforce4Tiの冷却にはKoolanceの水冷ヘッドを使用しています。

 

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ホースとラジエターの電源ケーブル(延長ケーブル使用)はPCIの空きスロットに通しています。
水冷により筐体内の熱源が少なくなったので、内部の12cmファンは取り外して運用してみました。

水冷導入後の動作音は大幅に静かになり、騒音低減には絶大な効果を得ることができました。うるさい事で定評のあったMDDとは思えないほどです。ただし、ファンレスでの冷却(しかもCPUとGPU同時)であるためCPUの温度は若干高めではあります。(それでも50℃前後なので動作には問題はないようです。)
ラジエターを風通しの良いところに設置すればもうちょっと冷却性能は上がりそうです。たとえばうちわであおぐとか・・・そういうのはだめですよね。

■Case 2

Model PowerMacG4 QuickSilver2002
CPU Sonnet Encore/ST G4 DUET1.3Ghz
GPU ATI Radeon 9800pro MacEdition

FinalCutExpressでビデオ編集をしているが、どうにも動作が安定せずに非常にお困りとの事でご相談を受けました。目標は安定化と静音化。DualCPUとRadeon9800の発熱を押さえ込むには水冷化が必然の選択となりました。

 

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Sonnetの1.3GhzDualの水冷化は以前に行ったので作業的には比較的スムーズに進みました。
ラジエターはコストパフォーマンスの良いPOSEIDON、CPU水冷ヘッドはCPU-300-H06(Koolance)、Radeon9800のGPU水冷ヘッドにはGPU-180-H06(Koolance)を採用しました。(残念ながらQuickSilverでは物理的干渉によりPOSEIDON付属の水冷ヘッドが利用できません。)

 

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今回もポンプとラジエターを外付けにする配置構成にしました。
冷却とメンテナンスの良さからもポンプは外に出した方が良いみたいです。
Dual 1.3Ghzと発熱の高いRadeon9800の組み合わせなのでラジエターの風量も増やさねばならないと予想していたのですが、意外にもファンコントローラーは最弱の設定で問題ありませんでした。(POSEIDONおそるべし!)
水冷化によって筐体内部の発熱は激減し、静音性もUP。CoolなMacは動作もSmartになりました。

 

■Case 3

Model PowerMacG4 AGP
CPU Giga Designs 1.4Ghz Dual
GPU ATI Radeon 9000Pro

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CPUを交換してみたが、DualCPUカード上のファンが発する猛烈な爆音にたまりかねているということで水冷化のご依頼を受けました。実際こちらで動作確認したときも小さなファンが発する音は凄まじいわりには冷却効率も悪い印象を受けました。(スペースの関係上しかたないのかも。)

 

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Giga DesignsのCPUカードは基盤上の構成が特殊なので、spirica水冷アダプタキットは使えません。今回はCPUカード上のヒートシンクと同じサイズのアルミ材のプレート、ブロックを作成してリプレースする事により、水冷ヘッドの固定を試みました。
AGPモデルはCPU周りのスペースが限られるため(光学ドライブに干渉)水冷ヘッドはinnovatekを採用しました。(キットに付属の水冷ヘッドはAGPモデルでは利用不可)
作成したCPUプレートには水冷ヘッド(上部4点)と同じ間隔でタップ穴を開けて長めのネジで直接固定するようにしています。

 

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ラジエターは依頼者のご希望でCoolerMasterのAQUAGATE ALC-U01を使用しました。 (ALC-U01現在デッドストック製品のため入手には手こずりました)
ALC-U01はケースもアルミニウム製でPowerMacの上に置いても邪魔にならないサイズであり、外観も非常にスマート、なかなかかっこ良いです。
ホースの接続部は予めクイックカップリングが採用されているのでメンテナンス性も良し。さらにはCPU周辺と冷却液タンクの温度を正面のパネルに表示させる事も可能で、設定温度以上になると警告音が鳴るというナイスな機能も備えています。

 

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ラジエター内部のファン(8cm角)の回転速度は最弱設定にして、稼働テストを行ったところ、1時間稼働でCPU付近の温度は46℃前後、タンクの温度は38℃前後で安定しました。ファンの回転スピードをあげればもう少し冷えそうですが、静音性を優先するならば問題ないレベルだと思います。
とにかくCPUカード上の爆音ファンがなくなった事による静音性の向上は特筆に値します。

 

今回使用したオールインワン水冷キットAQUAGATE ALC-U01。これ、非常に良いです!個人的にも欲しくなってしまいました。値段はそれなりにしますが(25000円前後)、つくりもしっかりしていてコンパクト。冷却性能、静音性も満足できるレベルです。(温度表示とアラームも便利)現状では在庫販売しかないのが非常に残念!後継機のAQUAGATE miniという製品はでているのですが、ポンプと一体になった水冷ヘッドが大きくてMacでの利用は難しいです。

 
■総評

Powermacを水冷化するにあたって一番ネックになるのが、水冷ヘッドの固定です。この問題をクリアすれば水冷化はたいていは成功すると思います。 ちかごろは安価な水冷キットでも品質も向上し、ポンプの動作音や冷却性能も問題ないレベルにあります。
もちろん、水冷化するには余分なコストがどうしてもかかってしまう訳ですが、PowerMacの冷却をドラスティックに変えてしまう醍醐味は是非体験してみていただきたいです。コンピューターの中に水が流れる様はちょっとドキドキ感があって見ていてなかなか面白いものです。(なにかいけないことをしている感覚もあったりする。)

spiricaではPowerMacG4用水冷アダプタキットを販売しております。
PowerMacを水冷化してみたいという方はなんでもご相談ください!