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Cubeで大盛りHDDを使う ~The Bic One~

Notes Vol.006

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年々大容量化が進むHDDであるが、CubeをはじめG4を搭載したMacでは仕様上128GBの壁があり、いわゆるBIGDRIVEを利用する事が出来ない。(*1)
以前は80GBもあれば十分だと思っていたはずなのだが、動画を扱ったりiTunesの曲を高ビットレートで利用するとあっという間にHDDの残容量は寂しくなってしまう。そんな場合は外付けHDDドライブを増設して解決するのが一般的な方法ではあるのだが、なるべくCubeの周りはすっきりといきたいところ。
今回は不可能を可能にする画期的ソフトウェア SpeedTools ATA Hi-Cap Support Driveを使ってBIGDRIVE搭載にチャレンジしてみた。

 

■Step 1

本来ATA Hi-Cap Support DriveはIntech社から販売されているSpeedTools Utilitiesの一部機能なのであるが、単独での販売もされている。(ATA Hi-Cap Support Driveのみ購入する場合は$24.95)
今のところソフトウェアはオンライン直販(クレジットカードで決済のみ)でしか購入することができないようである。(*2)

マニュアルをざっくりと読んでみると利用するのにいくつか注意しなければならない点があることがわかった。

  • 128GB以上の容量を認識させる為にはATA Hi-Cap Support Driveがインストールされている必要がある。(ATA Hi-Cap Support Driver無しではどんな大容量であっても128GBのディスクとしてしか使えない)
  • パーティション作成を実行するシステムにも予めATA Hi-Cap Support Driveがインストールされている必要がある。(OSXのシステムインストールディスクでは最大128GBまでしかパーティションを認識、作成できない)
  • 先頭から128GB以降のパーティションは、ATA Hi-Cap Support Driveがインストールされていないシステム(インストールDiscなど)から、正常に認識する事が出来ない。
  • 起動システムに使用するパーティションは128GB以下にしておくのがベター。

上記をふまえて、作業は以下の手順で進めることにする。

  1. 現在利用中のHDD(Aドライブ)にATA Hi-Cap Support Driveをインストールする。
  2. 光学ドライブを外し、新HDD(Bドライブ)をスレーブドライブ(構成によってはマスター)として接続する。
  3. Aドライブから起動し、デスクユーティリティーを使ってBドライブのパーティションを作成する。
  4. CCC(Carbon Copy Cloner)でAドライブのシステムをBドライブにまるごと転送する。
  5. ABドライブを、物理的に交換し、光学ドライブを元の位置に戻す。

 

■Step 2

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手順にそって現在利用中のHDDにATA Hi-Cap Support Driveをインストールする。
ソフトウェアは英語サポートだが、インストールする対象ドライブを選択するぐらいなので迷うところはない。

換装するドライブについてはいろいろ迷ったのだがコストパフォーマンス的にお得感のあるMaxtorの200GB(DiamondMax Plus 9 6Y200P0 )にした。

Cubeを解体、DVDドライブを外して新HDD(Maxtor 200GB)を取り付ける。
利用中のHDDがスレーブ設定なので、新HDDはマスター設定にしておく。

 

■Step 3

再起動したあとディスクユーティリティーを起動し、新HDDにパーティションを作成する。

200GBを1パーティションにする事も可能ではあるが、メンテナンス性を考えて第一パーティションを80GB、第二パーティションに120GBを割り当てる。
(200GBを割り当てるとシステムインストールディスクから認識できなくなる)

念のため再起動をおこなってから確認するとちゃんとデスクトップ上に80GBと120GBのディスクアイコンが出現した。

その後、超便利なユーティリティーCCC(Carbon Copy Cloner)で旧HDDから新HDDにシステムを転送する。
CPUの速度、HDD利用量にもよるが30分から1時間程度の時間がかかる。
今回はなるべく手間を省く為に、CCCでシステムの転送をする事にしたが、システムインストールディスクから起動して新規にOSをインストールしても良い。(ディスクの先頭から128GB以下のパーティションにインストールする)

転送が無事に終わった後、旧HDDと新HDDを物理的に交換。DVDドライブも元の位置に戻せば作業は完了である。(IDEジャンパ設定を忘れずに)

 

初期導入時のパーティション設定がやや面倒ではあるが、HDDを一つしか搭載できないCubeにおいては、大容量ディスクを扱えるメリットは大きい。
ATA Hi-Cap Support DriveはまさにCubeにとってはブレークスルーなソフトウェア。これからHDDを交換しようとしている人には、是非検討対象にして欲しいソフトウェアである。

 

 

(*1)128GB以上のドライブを搭載することはできるが、ディスクパーティションを128GBまでしか作成、認識できず、全容量を利用することができない。

(*2)ソフトウェアは一度購入すれば、intech社のDownloadcenterから再ダウンロード可能です。(Order NumberとLast Nameの入力が必要)
東京都N様からの情報です。ありがとうございました!