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MacminiでeSATA接続する。

連日でMacminiの話題をお届け。

「Macminiの内蔵HDDを取り外し、ケーブルを外へ出し、
e-SATAのケースに入れたHDDにつなぎたい」というご依頼を受けまして、MacminiのeSATA接続化を行わせていただきました。

作業自体はわりと簡単なように思えたのですが、実現するための問題として2つの懸念事項がありました。

1,SATAのケーブルをMacminiの外部にどのように引き出すか。
2,SATAオス=eSATAメスのケーブルは存在しないのでどのように変換するか。


検討の結果、1についてはなるべくスマートに配線できるように、Macminiの背部のセキュリティーワイヤーポート加工してを利用することにしました。
2についてはケーブル、コネクタ類を探し、下記のように配線することにしました。
Macmini---(SATAオス=SATAメスケーブル)-----(SATAオス=SATAオスコネクタ)----(SATAメス=eSATAメスケーブル)----外部eSATAドライブ

以下手順を紹介します。

SATA延長ケーブルとして売られているSATAオス=SATAメスケーブルを用意します。
SANY0095_2.jpg

Macmini側のポートにはコネクタのラッチがないので、ケーブルの突起(オス側両脇丸印)を切り落とします。(切り落とさないと取り付け不可能)
SANY0096_2.jpg

また、Macmini側のコネクト部にある三角の突起(2mmほど)も切り落とします。(切り落とさないとコネクト部が斜めになってしまうのです)
Macminiに取り付けると、やや抜けやすい状態になってしまうのでコネクト部をテープで補強します。
(コネクト部に直接力が加わることはないのでこれでOK)

SANY0097_2.jpg

背面のワイヤーセキュリティーポートの穴を糸鋸で広げます。(上部をカット加工)
SANY0098_2.jpg

ケーブルを取り回します。なるべく折り曲げがきつくならないように注意します。
SANY0099_2.jpg

ケースにあるワイヤーセキュリティーポートの金具をカットします。
SANY0101_2.jpg

ケースを閉じたところです。わりとスマートじゃないかと思うのですが、いかがでしょう?
SANY0102_2.jpg

SATAオス=SATAオスコネクタ(CS Electronics SATA-7M7M)を用意します。いろいろと探したのですが需要がないためかこれしか見つかりませんでした。(オリオスペックさんで販売中)
SANY0104_2.jpg

コネクタを介してSATAメス=eSATAメスケーブルを接続します。このケーブルはたくさん出回ってます。種類も豊富で長さも選択可能です。
SANY0105_2.jpg

これで外付けのeSATAドライブに接続出来るようになったわけです。
(ハードディスクの電源は外付けケースから取ることになります)

さっそく3.5インチ1TB(7200回転)のドライブを接続してテストしてみました。
Xbenchでの結果は下記のようになりました。

Macmini本体は Coreduo 1.66Ghzモデルです。

eSATA改造前 (内蔵2.5インチ 5400回転 60GB)

sequential (256kb)
Write 32.63 MB/sec
Read 32.01 MB/sec

random (256kb)
Write 19.22 MB/sec
Read 16.57 MB/sec

eSATA改造後 (外付け 3.5インチ7200回転 1TB)

sequential (256kb)
Write 83.09 MB/sec
Read 86.86 MB/sec

random (256kb)
Write 61.04 MB/sec
Read 24.14 MB/sec


数字をみてもわかるように圧倒的に転送速度が向上しています。
速さも十分体感できるほどの違いです。

Macminiでハードディスクの容量と速度を上げるにはかなり効果的な改造と言えますね。
外付けドライブもVintageComputerさんで販売中のMacmini型のeSATA外付けケースにすれば見た目もすっきりとして良いかと思います。


spilog03.gif

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コメント (9)

ぷー太郎:

過去にやろうとしたことがありましたが、配線を外に出す段階でやめました

できればケースは無事にしたかったんで

って思っていたんですけど、解体したときにminiの内部のフックを少し曲げてしまった悲しい現実が

kim:

古めの日記に質問失礼します。同じ改造を考えている者です。
お答えいただければ、幸いです。

この変換コネクタを使って作っているケーブルは、
たまたま、パーツショップで見つけたんですが、
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TK-SESA-05&cate=1

この製品で代用できますか?
メス→メスケーブルのように見えるのですが、ボクの勘違いでしたらすみません。

イシダ:

お知らせいただいたケーブルではメス→メスなのでダメですね。

こちらのケーブルがよろしいかと思います。
http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=TK-SATA-03E

kim:

イシダ様
ご回答ありがとうございます。
間違ってましたか、でも今は製品としてケーブルがあるんですね。
変換コネクタとか無しで市販ケーブル一本でできそうなので、ボクには助かります。

ありがとうございました。

xavii:

この記事を見ておおお〜と思った者です。
Mac miniのストレージに大きな希望が...
素晴らしいです。ありがとうございます。

ところで、この出力したeSATAって外付けケースは一台しか駄目でしょうか?
デンノーさんから出てるHyDra800とかセンチュリーさんの裸族シリーズとか、一本のeSATAケーブルから複数台接続してRAIDまで組めてしまうような製品がいろいろ出ているようですが。

おそらくMac miniのSATA=>eSATAでの外出しは、ポートマルチプライヤには対応していないっぽいですが、間に何か噛ます事で(例えば変換ボードなど)複数台のストレージを使えるようにはならないでしょうか。

Mac Proのようにインタフェイスを増設出来る筐体ではないだけに、この一本のラインが唯一の希望です。

もし分かりましたら、お教えくださいますと幸いです。

shinya:

素晴しい、素晴しいです。
私は、ThinkPadX61のeSATA化をあれこれ考えて、
これで、解決しました。
まず、X61用の
①ウルトラベースX6を用意する。
②シリアルATAハードディスクベイアダプターを用意する。
後の接続方法は、写真掲載分と同じです。

実は、間違って買った物は、いっぱいあります。
例えば、SATAオス-メス変換基盤は、挿せば、
元の状態になるので、変換になりません。・・・勘違い。
正確には、SATAオス-オス変換基盤があればいですが、
ありません。

これで、ThinkPadは、全部eSATA化可能になります。
感謝、感謝です。

ccx4700:

古い記事へのコメント申し訳ありません。
ただ、検索エンジンからやってくる人(私もですが)の手助けになれば。

この改造のキモ、SATA-7M7Mですが、
http://www.mco.co.jp/category/1258624199643/
こちらのJAD-SASAかJAD-SAESを使えば安く代用できそうです。参考までに。

イシダ:

情報ありがとうございます!
これはずいぶん安くすみますね。
機会があれば是非とも利用してみます。

overdub:

以前のエントリへのコメント恐縮です・・・
こちら様の記事が大変参考になりました。有り難うございます。
さて、良いものを見つけましたのでご参考になればと。

上海問屋様で扱っているPS3用 eSATA変換コネクタです。
http://www.donya.jp/item/9936.html
拡大図)http://www.donya.jp/site_data/cabinet/item/71862-3.jpg

要はPS3内蔵のSATAコネクタからeSATAメスコネクタに変換するアダプタなのですが、
機構的には理想的なSATAオス=eSATAメスを実現しているのです。

分解して機構だけを流用すれば、Mac miniに最適ではないでしょうか?
(もうしわけありません、まだ試してはいないのですが・・・)

姉妹品として、SATAオス=3.5インチHDD接続を実現するケースも在りました。
http://www.donya.jp/item/9937.html

こちらも何か流用できそうな気がします。
私はMac miniではなく、MacBookで使ってみようと思っております。

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